外出自粛による在宅時間の増加から、片付けに伴う買取やフリマアプリ利用が伸びています。
ホビーや家具・家電が巣ごもり等の需要により大きく拡大し、リユース市場は2022年には3兆円規模となりCtoCの市場規模がBtoCを上回る勢いとなりました。
私もご多分に洩れず様々なフリマアプリを約6年利用していますが、先日その売り上げ総額が100万円を超えましたのでその方法をいくつかご紹介したいと思います。
自分はフリマで稼げる人間かをチェックしよう
- 新品購入したモノを大切に扱えるか
- 相手が買いたいと思う商品説明を書けるか
- 梱包材の準備から発送まで面倒と感じないか
フリマアプリを始める前に、まず自分が他人にモノを売って儲ける適正があるかをチェックしておきましょう。
逆に言えば、これらが備わっていればフリマで稼ぐことは非常に簡単です。
新品購入したモノを大切に扱えるか
当たり前の話ですが、自分が必要だと思った品を新品で購入して使用し、不要となったら売るのがフリマです。
逆に考えれば、中古を買う側もなるべく良い状態の品を欲しがります。いかにフリマと言えど、汚れていたり動作確認が出来ないような品はまず売れません。売れても送料分程度しか利益がでず、「捨てた方が早い」という思考に至ってしまいかねません。
ここで「自分がモノを大切に扱える人間か」を考えることが重要となります。購入したモノはいつか必ず処分する日が来ますが、その時までに大切に扱っていた品がダメージも少なく未来のフリマ市場への出品候補となるのです。
思い入れのある品は別ですが、子供用品や書籍、洋服などは使用頻度が低くても収納スペースの都合でいつか手放すもの。これらの先を見越した上での使用と保存ができる人がフリマ稼ぎに向いていると言えるでしょう。
相手が買いたいと思う商品説明を書けるか
キャッチコピーとも言いますが、他人が「買いたいな」と思う商品説明文を書けるかどうかもフリマ運営に大切な要素です。
商品の写真を撮ってアップし、「まだまだ使えます」と書いただけでは余程の人気商品でないと売れません。相手の知りたい情報はもちろん、その気持ちや状況に寄り添った文章が書けるかどうかというある程度のセンスも必要でしょう。
例を挙げれば、
- 子供用品であれば「これで育児費用を抑えられます!」
- 書籍であれば「英語教育にもなります!」
- 洋服なら「急な冠婚葬祭イベントにも!」
など。
とにかく「相手の心を揺さぶるもう一言」を書けるかどうかで注目度が決まる、ということは覚えておいて損はありません。
梱包材の準備から発送まで面倒と感じないか
フリマで最も大変と感じられている作業が「梱包」です。
自分で段ボールなどをスーパーからもらったり100均で購入したりして調達し、緩衝材にくるんで切手や宛先を張り付けてポストやコンビニへ持ち込む…。
ココまでして他人にモノを譲りたいと思う人が大勢いるというのはやはり日本人の「もったいない精神」から来るものでしょうか。
とにかくこの作業がイヤだ、もしくはそんなヒマがないという人はフリマには向いていません。
商品が説明通りのモノだった場合、この梱包の仕方で相手からの評価がほぼ決まります。商品が破損してさえいなければギリセーフかも知れませんが、少しでも何か欠点があれば返品、もしくは取引キャンセルされて「悪い」評価をもらってしまうでしょう。
フリマアプリでは取引後に相手から下される評価が信用となり、将来の売り上げに関わってきます。目に見えない相手との取引だからこそ丁寧に梱包し、商品を無事に相手へ送り届けることが何より重要だということを忘れないで下さい。
フリマアプリは最低2つ利用しよう
- メルカリ
- paypayフリマ
- 楽天ラクマ(楽天ユーザー)
- ヤフオク
これからフリマを始めようとしている方は「どのアプリがいいの?」と迷い、ネットでその評価を吟味することと思いますが、私からは最低でも「メルカリ」と「paypayフリマ」の2つをインストールすることをお勧めします。
なぜなら各アプリで販売手数料やキャンペーン等が違うのはもちろん、これらアプリでそれぞれ利用している客層が違うためです。本気で売りたい商品ならとにかく万人の目にさらすこと、これが商売の基本と言えるでしょう。
メルカリ
もはや言うまでもないフリマアプリの草分け的な存在ですよね。
月間ユーザー数2000万人以上、様々な芸能人が出演するCMでこのロゴを見かけた人も多いと思います。「フリマやるならまずメルカリ」と思って間違いありません。
ただ、最近はキャンペーン頻度が少なくなってきたのと、販売手数料が10%と高いことから敬遠されがちな傾向も見られます。
私も現在のメルカリでは「買い」でしか利用していません。
キャッシュレス決済サービスとして「メルペイ」がありますが、paypayに比べると利用可能店舗数も少ないのであまり使えません。今後paypayと連携するような動きも見せてきていますが実際どうなるか…。
客層は女性、特に子持ちの主婦の方と多く取引させて頂きましたので、節約・子供用品をテーマに出品すると良いでしょう。
paypayフリマ
paypayフリマはキャッシュレス決済サービス「paypay」と繋がっており、売り上げがそのまま町での買い物にも利用可能です。
そのメリットは何と言っても販売手数料が5%であること。メルカリと比較すると1万円の商品を売ったら500円の差が出ることになります。この差は大きいので、当然ながら私は現在「売り」を中心に利用させてもらっています。
「買い」も優秀で、週末は5%~10%OFFクーポンを数多く配布したりと、メルカリからそのシェアを奪いにきているのは誰が見ても明らか。いつか逆転する日が来るでしょうね。
客層はpaypayを利用している男性が中心と感じます。ゲーム関連や流行のファッションアイテムを売るならこのpaypayフリマ一択です。
配送料を抑えよう
- 配送方法は「ネコポス」がおすすめ
配送方法はいろいろありますが、安いに越したことはありません。私はほとんどの商品を最安の「ネコポス」で発送しています。
配送方法は「ネコポス」がおすすめ
商品によって梱包サイズは違ってくるものですが、出来るだけメルカリ・paypay共通で取り扱っている「ネコポス」を利用しましょう。
ネコポス配送料はメルカリ210円、paypay170円(2022年11月現在)です。
メルカリも以前ネコポス175円と最安の部類でしたが、最近になって210円に値上げされました。paypayは今のところ170円を貫いています。
もし商品サイズが大きいなら次点の「宅急便コンパクト」でも仕方ありませんが、箱代含めて450円(2022年11月現在)と、一気にネコポスの倍以上のコストになります。100円200円の値下げ勝負をしているフリマアプリにおいてこの差はあまりにも大きいです。
次項から具体的な品を紹介していきますが、稼ごうと思って出品するのなら商品は出来るだけ「小さくて高価値」のモノを取り扱うのが鉄則。
最近の流行で例を挙げるならば、トレカやスマホショルダーでしょうか。3000~5000円の商品を手数料5%、配送料170円という最低基準で売りさばくのが最も賢い方法だと思います。
売れるスピードが早いモノ「流行品」
テレビで紹介されたファッション系アイテムや人気ゲームソフト、現役アニメのキャラクターグッズなどはマッハのスピードで売れていきます。
これら流行りモノは「旬」が命。ゲームはクリアに要する時間のあたり、アニメグッズならアニメが終了する寸前が最も売買が活発化し、その後は半額くらいまで値下がりしていく流れになります。
特にゲームソフトは1週間くらい遊んでみて「自分には合わない」「下馬評と違う」と感じたらすぐに出品するのがお勧めです。
使用後の売り時を逃さないよう、普段から流行には敏感になっておきましょう。
売れる金額が高いモノ「マニア品」
いつの時代でも「マニア」というものは存在します。
不変の人気を誇るミニカーやトレーディングカードなど、小さくて高価値なモノは世の中にたくさんあります。これら希少価値の高い商品はすぐ売ろうとせず、高めの値段設定でじっくりと売れるのを待つのがコツです。
特に雑誌の付録や応募ハガキで運よく入手できた非売品などは使用・未使用に関わらず大切に保管して下さい。
非売品は時間が経過する程に価値が上がっていくものです。「マニア」と同時に「お金持ち」は世の中に必ず存在しますので、彼らの目に止まるのをひたすら待ちましょう。
3~4年後にフリマ内を検索した時、自分の所持しているモノが思わぬ金額で「sold out」になっているかもしれませんよ。
最初のキャンペーンは必ず参加しよう
最後に、現在各社フリマアプリはシェアを広げようとあの手この手でキャンペーンを行なっています。
もしフリマを初めて間もない方が運良くキャンペーンに遭遇したら、出来るだけ全力で乗っておくのが上策です。というのは新規ユーザーが離れないよう、運営が最初の一回は当選させてくる可能性が非常に高いのです。
「3つ出品したら~円、5つ出品したら~円…」というステップアップ系や確率の類のキャンペーンなら、MAXまで出品して最高当選を目指してみましょう。
誰が何に当選したかという内容は当然ながら運営側に記録されています。つまり当たるまでは高確率状態が続き、一度でも当選した後はその後のキャンペーンに参加しても当選することはまずありません。どんどん来る新規ユーザーに当てさせて固定客化させないといけませんからね。
もう一度言いますが、キャンペーンは最初に当たるまでが勝負です。
まとめ
では最後に今日の記事をまとめたいと思います。
- 自分がフリマに向いている人間か見極めよう
- フリマアプリは2個以上を使って万人向けに出品しよう
- 「小さくて高価値」な品を「低コスト」で売却しよう
- 初めての確率系キャンペーンは全力で参加しよう
これら4つのコツを理解出来ればフリマアプリで稼ぐことはそう難しくありません。
せっかく「捨てるしかない不用品が誰かの役に立って謝礼までもらえる」という時代に生きているのですから、ぜひ参加してみて下さい。
それでは今日はこのへんで。